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海岸通り皮ふ科

〒443-0013
蒲郡市大塚町山ノ沢7-5
電話:0533-58-0121
Fax:0533-59-6121

診療科

皮ふ科・形成外科・アレルギー科

診療時間

午前 9:00〜12:00
午後 3:30〜6:30
※土曜日は午前9:00〜午後1:00

休診日

水曜・日曜・祝日・土曜午後

 

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院長の部屋(15)「温泉の話をチョッと」

暑かった夏が過ぎ行き、夜には虫の音と共に、秋の香りのする夜風を肌に感じるよ うになってきました。夏の思い出を胸に、ようやく生活も静けさを取り戻してきた頃ではないでしょうか。皆様はいかがお過ごしですか。
秋になり、紅葉の時期ともなれば温泉地へ旅行に行かれる方も多いことと思います。今回は群馬温泉医学研究所所長の久保田一雄先生が書かれた「温泉療法」という 著書から、温泉の話を抜粋したいと思います。

まずは基本的なことですが、入浴は何のためにするのでしょうか。

まず第一は体を温めることです。体が温まると末梢血管が拡張し血液の循環がよくなり、血行がよくなることによって疼痛が緩和され、疲労が回復します。特に二酸化炭素泉(単純炭酸泉)は二酸化炭素が皮膚から浸透して末梢血管拡張作用があり、血圧を下げ、血行をよくします。そのため「心臓の湯」とも呼ばれ昔から重宝がられてい ますし、神経痛、筋肉痛、関節痛にも特に効果がみられます。

第二に体を清潔にすることです。湯につかって体を温めると毛穴が開き、汚れが落ちやすくなり、その後石鹸などを使って洗えばきれいになります。ただし乾燥には気をつけましょう。

第三の効用はリラックスすることです。39〜40℃のぬるい湯には緊張をほぐし、心身リラックスする効果があります。

次に安全な入浴法について。というのも、群馬県のデータでは1年間に1万人に1人の割合で入浴に関連した死亡者がいるからです。その9割は家庭内で起こり、1割は 温泉地で起きています。

安全な入浴法8か条。

  1. 一人で入らない。これは高齢者の入浴事故を防ぐための最も重要なポイントで す。要するに家庭では入浴前にこれから入浴することを家族に知らせ、家族に見守ってもらうのです。時々、風呂の外から「湯加減はどう?」とか声かけをして、安否確認をすることが大切です。
  2. 浴槽の蓋を活用し事故防止を図る。入浴中は体操座りの姿勢になることが多く、何らかの異常が起こると前かがみになって溺没します。これを防ぐために浴槽の蓋を 胸の前に置いて入浴します。
  3. 更衣室と浴室の温度管理。問題なのは冬の入浴時です。急激な温度変化で血圧や 心拍数に急激な変化が起きてトラブルが生じることが多いのです。特に「雪降る露天 風呂」、これは危険な入浴ですので、循環器系に問題のある方(高齢者)は避けたほ うがよいです。
  4. 入浴前の水分補給。入浴によって身体から水分が失われます。それによって血液粘度が増し、動脈硬化のある方では血栓性疾患が生じやすいと言われています。安全 のため、入浴前にコップ1杯の水分補給、入浴後にもコップ1杯の水分補給をされる ことをお勧めします。
  5. 42℃以上の湯には入らない。42℃以上の熱い高温泉浴は様々な観点から危険で す。
  6. 水位は胸まで。心臓や血圧に問題がなければよいのですが、心臓疾患や高血圧の 方は水圧の影響で、心室性期外収縮などの不整脈が頻発することが知られています。 また健康な人でも長時間の入浴には半身浴が適しています。
  7. 朝の入浴は避ける。心筋梗塞や脳梗塞などの血栓性疾患は朝の4時から10時頃ま でに頻発し、実際に朝の入浴事故は少なくないので、朝の入浴は避けることが望まし いです。
  8. 飲酒後の入浴はしない。飲酒後の入浴事故の本体は十分解明されていませんが、 泥酔による溺没などをはじめ飲酒後の入浴の危険性が指摘されています。

さて最後に日本三大美人の湯って知っていますか。川中温泉(群馬県)、龍神温泉 (和歌山県)、湯の川温泉(島根県)です。美肌効果求めて、この秋、皆さんも温泉へ出かけてみませんか。

平成19年9月18日     院 長

 

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