院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 21号 笑いと粗食のすすめ

青い空を背景に満開の桜が咲き誇り、春の訪れを肌に感じるようになってまいりました。春になると、頭も体も眠りから覚め、何か新しいことを始めたくなる季節でもあります。皆さんはこの春、何か新しい一歩を踏み出しましたか?

さて先日、ものまねタレントの“コロッケ”のものまねショーを見てきました。コ ロッケショーは笑いが止まらなくなり、お腹の筋肉がよじれて痛くなるくらい面白いと聞いていたので、とても楽しみにしていました。途中休憩なしでショーが続きましたが、期待通りずっと笑いに包まれていました。子供からお年寄りまで、笑いの渦の中で過ごした2時間でした。ショーの前後で採血して免疫力の目印となるNK細胞活性を測ったらたぶん有意に上昇しているだろうな、体が芯から喜んでいるだろうなと 実感しました。コロッケショーを見て、上質な笑いは確実に病に効くなーと確信しま した。もし自分が現代医療の範囲で治療が無い病気にかかったら、自分の好きな 「旅」と「笑い」の世界に救いを求めようかなーと思いました。“自分の好きなこと をすること”と“笑い”は確実に免疫力を上げるのです。どうぞ皆さんも生活の中に “笑い”をいっぱい取り込んで、病をふっ飛ばしましょう。

話しかわって、「病気にならない15の食習慣」という、日野原重明先生の著書を 読みました。ブックカバーに書いてあった「バイキングで3000円払って4000 円分食べようとする人は長生きできません。」というキャッチフレーズに思わず誘われて買いました。

96歳というお歳で現役バリバリに働く医師の日野原先生が朝食と昼食をジュース と牛乳、そしてクッキーくらいで済ませていることを以前に聞いていたので、健康で長生きするのには、朝食をしっかり取って、1日30品目の食材をとることが本当に重要なのかと疑問を持っていました。牛乳だって体に良いとずっと子供の頃から言われ続けてきたけれど、牛乳不要説を唱える医学者もいるし、最近では成人してからは 朝食をたっぷりと食べるのはよくないという説を唱えて有名な医者が次々と著書を出 しているし、医学の常識に変化はつきもので昨日まで正しいとされていた理論が翌日には疑問視されることも多々あるのです。

そんな、こんなで「病気にならない15の食習慣」を読んで印象に残ったことは 「粗食こそが長寿の秘訣」、「よく噛むことが大切」、「“規則正しく”より“身体に合わせて”食べること」などでしょうか。「大切なのは食事の回数ではなく質。栄養素は偏っていないか、その量は自分の生活に見合ったものかどうか。それも一食ご とではなく、一日あるいは二日単位でトータルでどうか。食べ過ぎたら、次の日は小食にしたり、一食抜いたりして自分なりに調節する。生活スタイルによっては朝食ぐ らい抜いたって大丈夫、など最近、他の医者からも提言されていることを、96歳までお元気で働き続けてこられた日野原先生も書かれていました。

また、ネズミを使った実験で、十分にえさを与えられないグループと、いつでも好きなだけ腹いっぱい食べられるグループでは、いつもお腹をすかせているグループのほうが、ずっと長く生きることがわかったという結果も示されており、“粗食や適度 な飢餓が長生きにつながる”という説をサポートしていました。

ところで、あなたは3000円のバイキングで何円分食べてますか?

おまけ:あっ、そうそう、“コロッケさん”人情味あふれた人柄含めて大ファンになって帰ってきました。

平成20年4月9日  院 長

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