海岸通り皮ふ科のイチオシ

院長の部屋

院外活動報告

フォトギャラリー

院長関連記事&医院掲載記事

あの日のワンショット

皆様の声

スタッフ募集

皮膚科Q&A

健康サポート

海岸通り皮ふ科

〒443-0013
蒲郡市大塚町山ノ沢7-5
電話:0533-58-0121
Fax:0533-59-6121

診療科

皮ふ科・形成外科・アレルギー科

診療時間

午前 9:00〜12:00
午後 3:30〜6:30
※土曜日は午前9:00〜午後1:00

休診日

水曜・日曜・祝日・土曜午後

 

詳しい地図を見る

 

院長の部屋

院長の部屋(46) 「広瀬滋之先生に捧ぐ」

平成22年7月16日、私の尊敬する先生がお亡くなりになりました。
広瀬滋之先生 享年67歳。

偉大な広瀬先生のご逝去は私にとって大きな落胆とともに数々の思い出が蘇り、今回はこの場を借りて広瀬滋之先生への哀悼の辞を書き綴りたいと思います。

広瀬先生は中京病院、刈谷(豊田)総合病院等で小児科医として活躍された後、1989年(平成元年)に刈谷で広瀬クリニックをご開業されました。先生は漢方医として広く知られておりますが、開業されてからは漢方にとどまらず、西洋医学を補完する様々な医学を組み合わせた統合医療と言われる分野でも国内のリーダー的存在でいらっしゃいました。

広瀬先生に初めてお会いしたのは、私が鹿児島大学医学部附属病院皮膚科に在籍していた頃で約15年前のことでした。各県から2名の医師が選ばれて御殿場にある経団連セミナーハウスで2泊3日缶詰になって漢方医学の勉強をする会で、広瀬先生は講師の一人として講義においでいただいた時のことです。刈谷で開業されていることを知り、その講義が終わってから先生のもとへご挨拶にゆき、自己紹介をさせていただいたのが広瀬先生と直接お話した最初となりました。

その後、私が愛知県に戻る平成12年までは直接お会いする機会はあまりなかったのですが、帰郷してこの10年間、広瀬先生が主宰するセミナーにはしばしば参加させていただき、またあちらこちらで広瀬先生とご一緒する機会もありました。

先生の主宰するセミナーには日本全国から東洋医学を始め様々な分野の代替補完医療・統合医療のエキスパートを愛知県にお呼びいただき、またセミナー参加者(約100名)も北海道から九州までの医師が愛知県に集うという全国規模の会でした。

広瀬先生のすごいところは、怪しげな医療でも自分で試してみなければわからないからと、まずはチャレンジして、臨床医学的にデータをとり評価されて私達につつみ隠さず公表していただけること。そして先生ご自身からも新しい知識やデータを示されお教えいただけること以外に、広瀬先生の人脈で一流の先生をお集めになって、その講義を聴く機会を作っていただけたこと。そして広瀬先生を慕って日本全国から同じ志をもった医師が集まり、語り合う場所を作っていただけたことです。

1泊で行うセミナーの時は夜遅くまで語りあう場を設けていただき、広瀬先生が個人的に1年間貯めておいた高級なお酒をその懇親会にすべて提供され、私もかなり沢山およばれしたものです。広瀬先生にご挨拶に出向いたり、質問にゆくといつも肩をポンポンと叩いて「気」を与えてくれました。今でも広瀬先生に肩をポンポンと叩いていただいたあの感触がとても懐かしく思い出され、お元気だった先生の顔が走馬灯のごとく蘇ってきます。

2年半前のセミナーの夜の懇親会では広瀬先生の横の席をキープして1時間くらい先生とじっくりお話をする機会がありました。医学の話からプライベートの話までいろいろとお話できたことは今でもとても貴重な思い出となっています。

そして昨年、東京で開催された分子整合栄養医学のセミナーに広瀬先生も私も聴講者として参加した時にお会いしたのが、最後となりました。セミナーが終わって品川に向かう地下鉄の中で15分くらい広瀬先生とあれこれお話し、品川駅のコンコースでお別れする際にいつものように「肩をポンポン」と叩いていただいてお別れしました。

あんなにお元気だった先生がどうしてこんなにも早く逝ってしまったのか、とても悲しく思っているのはご家族以外にも数多くの患者さん、そして日本全国に散らばっている広瀬ファンの医師がかなりの数いると思います。

広瀬ファンの医師達が全国各地で広瀬先生の意志を受け継ぎ、よりよい医療を展開してゆくことが広瀬先生への恩返しになるのだと信じ、広瀬ファンの一人である私も広瀬先生の想いを日々の診療の中にこめてゆきたいと思っています。

広瀬先生、本当にありがとうございました。先生の笑顔はいつまでも忘れません。

「先生!頑張り過ぎちゃったんじゃないですか。もっともっと沢山のことを教えて欲しかったのに・・・・  どうか、安らかにお眠り下さい。そしていつまでも私達を見守りください。」

 

合掌

平成22年7月29日 院長

 

「院長の部屋」目次を見る