院長の部屋
COLUMN

院長の部屋 58号 わたしのえがくこれからの蒲郡

盛夏の候、本当に暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。虫刺され、あせも、トビヒ、日焼けに加えて、りんご病と手足口病が非常に流行っており、皮膚病の多い時期になっています。どうぞご自愛いただきますようお祈り申し上げます。

さて、私が中学2年生の時に蒲郡市主催「わたしのえがくこれからの蒲郡」という作文コンクールで優秀作文に選ばれ、その作文がネット上の「広報 がまごおり」に掲載されていました。33年前に自分が書いた作文、どんなことを書いたのかな~と少々恥ずかしくも、改めて読んでみると、自分なりに未来の蒲郡を考えていたようです。他人にお見せできるようなものではありませんが、ここに記録として残しておこうかと思い、33年の月日に免じて駄文を掲載させていただきます。

活用しだいの埋め立て地     三谷中 2年  大竹直樹

蒲郡は、これ以上人口がふえることはないと思います。住む土地がないからです。しかし、街の中にある工場を違うところへ移せば、そこに人が住め、十万人都市になれると思います。

そこでぼくは考えました。名付けて「埋め立て地大活用策」です。これは、蒲郡のすべての工場を埋め立て地に移し、一つの大工場にするのです。たとえば、織物関係の中小工場を埋め立て地へ移し、一つの大工場をつくり、仕事の内容を各分野にわけ、生産を流れ作業のようにしていくのです。糸から商品になるまでを一つの工場でできるようにするのです。そうすると、トラックで工場と工場の間を往き来しなくてもすみ、合理的だと思います。オートメーション化すれば、人手もいらなくなります。しかし、この場合、とうぜん職を失う人たちのことをよく考えなければなりません。このように埋め立て地には工場を立ち並べて工場地域をつくり、あとは市街地には、住宅地をつくるのです。

つぎに、埋め立て地に遊園地をつくることです。市内に一つ日曜日だけ開園する遊園地がほしいと思います。ジェットコースターやゴーカートなどをおき、市民の楽しく遊べる場が欲しいのです。もしこれが市営で黒字となれば、市の予算がふえてよいと思います。

埋め立て地の活用としては、他に貿易港を拡大することです。市内の工場で作られた製品はもとより、他の市で作られた製品も蒲郡の貿易港から輸出するのです。貿易であげた利益が市にはいってきて、市が栄えると思います。貿易にもう少し力をいれてくれたらなあと思います。

これは夢のまた夢ですが、埋め立て地ならびに市中を結ぶモノレールを作ってほしいのです。図書館、市民会館、市役所、体育館をモノレールで結び、さらに埋め立て地が拡大され競艇場や蒲郡駅も結ばれれば、たいへん便利だと思います。

つぎは農業の面で考えてみたいと思います。やはり蒲郡はみかんでもつべきだと思います。大塚から西浦まで山に沿った地域には、みかん畑をつくり、みかんをどんどん日本中に売りさばくのです。品種も他のみかんに負けないように改良するのです。こうして大塚から西浦までのみかんを作っている地域を帯のように連ねて、これを「蒲郡オレンジベルト地帯」と呼ぶのです。

この「蒲郡オレンジベルト地帯」を縫うようにして「蒲郡縦断サイクリングコース」を作ってほしいと思います。大塚から西浦をつなげば、サイクリングにはもってこいのコースができると思います。みかんの木々の間をすいすいと自転車で通りぬけ、みかんの甘ずっぱいにおいをかぎながらおにぎりを食べることができれば、なんとすばらしいことでしょう。

環境面では、下水道を市内にはりめぐらすことです。現在もこの仕事は、すこしずつ進められています。市内どこでも下水道のある環境になれば、清潔で住みよい市になります。これは早く実現してほしいと思います。実現すれば、本当にうれしく思います。

最後に教育面から一つ、それは市内の同じクラブの生徒達が集まって、交歓会をしてほしいことです。市内の学校同志が強く結ばれて、他の市に負けない学校づくりをしてほしいのです。

 

33年の時を経て、実際の蒲郡はどのように変化したでしょうか。10万人都市になるどころか徐々に人口減少してきました。埋め立て地の活用もうまく進みませんでした。遊園地はラグーナ蒲郡ができました。みかんは蒲郡温室みかんが日本農業賞大賞を受賞しました。さてこれからの蒲郡はどうなってゆくのでしょう。子供達にとって明るい未来のある町になるよう、私達の知恵と実行力の試される時が来ています。

平成23年7月 院長

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