院長の部屋 63号 笑う門には福来る
明けまして、おめでとうございます。新春、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。今年は辰年、“ドラゴン”イヤーです。地元、中日ドラゴンズは高木監督が指揮をとり、スタッフもドラゴンズOBが戻り、半分楽しみですが、落合監督の時のように常勝ドラゴンズであり続けられるのか、一方かつての「ドベゴンズ」と言われていた頃に戻らないか少し不安もありますが、新しいドラゴンズに期待しましょう。
実は私も辰年の年男で36歳になります。(・・・すみません、ウソです、48歳です。)自分がこんな年になるなんて予想もしていなかったのに、年だけはとるものです。いまだに自分は若いつもりでいますが、12年後、次の辰年がくると還暦の60歳になるのかと思うと、多少無理したり、他人に少しくらいは迷惑をかけても、自分の思っていることや、やりたい事を形にしてゆかないと、悔いが残ってしまいそうで、まわりとのバランスもとりながら少しばかりわがままになってもいいのかな~と思ったりしています。
「笑う門には福来る」ということわざがありますが、「笑い」には病気の治りを早めてくれる効果があります。普通は「嬉しいから笑う」ものですが、「笑えば嬉しい感情になる」のだそうです。
脳科学的に説明すると、幼少から何度も笑顔を作っているうちに、脳はその経験を記憶し、笑顔を作っているときは嬉しい時だという記憶が出来あがり、「笑えば嬉しい感情になる」というのです。「笑い」は脳へ良い情報を送り、感情や気持ちがプラスの方向へと進みます。それゆえ、いつも笑い声が満ち、和気あいあいとした家には、自然と幸福が訪れ、プラス思考で明るい家には幸福だけでなく、心と身体の健康も訪れるのだそうです。
とある歌に「辛い時こそ、悲しい時こそ、笑え」というフレーズがあります。「泣きたい時には、泣きたいだけ泣く」のも大切と思いますが、その後にはできだけ早く「笑い」を取り戻して前に進みたいと思います。
震災後、まだまだ先が見えぬ状況に置かれている皆さんが少しでも早く「笑顔」を取り戻されて、「笑う門には福来る」、そんな日が一日も早く多くの方々に戻ってくるように引き続き応援したいと思います。