あの日のワンショット「(1)インドネシア ボロブドゥール」
私はかつて、いわゆる“バッグパッカー”といわれる「リュックサックかついで、あちこち放浪する旅人」を学生時代にしていました。医師となってからも、様々な機会に外国へ出かける機会に恵まれ、これまでに40カ国を歩いてきました。これから「あの日のワンショット」と題して、思い出とともに連載してゆきたいと思います。
記念すべき第1回は、インドネシアのジャワ島中部にあるボロブドゥールを訪れた時のワンショットです。医師国家試験を終え、合格発表前の休みを利用してインドネシアを3週間かけて、一人旅をしたときの記録です。バリ島で数日かけてスキューバダイビングのライセンスを取得した後、ジャワ島に渡りジョグジャカルタの観光をして、その後ボロブドゥールにたどり着きました。この旅の直後から、医師としての第一歩が始まりました。この写真の6年後、今度は外務省の派遣による国際医療団の一員としてこの地を再訪することになりました。2度訪れることになった、懐かしい場所です。